20年ぶりにインフレが始まった!

アベノミクスが成功して効果が出てきつつあります。
その一つは、デフレがインフレに変わってきたことです。
バブル崩壊以降、日本な長きに渡ってデフレ状態にありました。
それこそ20年近く。
デフレとは、物の値段、つまり物価が下がっていく状態の事です。
景気が悪いと物が売れなくなるので、仕方なく企業が物の値段を下げます。
そうするとやっと売れるようになります。
しかし、安い値段で売っているので企業の収益が下がります。
そうすると給料は上がらないか、ボーナスが減っていきます。
サラリーマンや自営業者の年収が下がります。
公務員の年収も全国の給与水準で決められますから、全国のサラリーマンの年収が下がると、公務員まであおりを受けます。
こうやって、一度物価が下がると、全国的に収入が減ってしまうのです。
そして収入が減るということはまた物が売れない状態が続くということです。
最悪、また値段を下げないとものが売れなくなってしまいます。
そうすると企業はやむなく物価を下げる事になります。
物価を下げると収益も減ります。


デフレのこわさ

企業の調達コストも下がるから、利益は変わらないと思われるかもしれませんが、そうではありません。
日本は資源が少ないので、資源の多くを輸入に頼っています。
食料自給率も低いので、食品の輸入も多いのも現実です。
ですから、いくら国内の物価が下がっても輸入品は下がらないので、調達コストが下がるのも限界があるのです。
例えば電力会社などは、火力発電は100%石油を輸入に頼っていますから、電気料金を値下げするにも限界があるのです。
(電力会社の料金設定にはかなり疑問はありますが)
したがって、やはり物価が下がって企業の売り上げが下がると、利益自体も減ってしまうのです。
よってサラリーマンや自営業者、公務員に至るまで収入が減るのです。
一度物価が下がり始めると、自動的にそのまま物価が下がり続けるという負のループが回り始めるようになります。
これがデフレです。
デフレはデフレーションの略、インフレはインフレーションの略です。

 

デフレは経済的にはものすごく悪い状態にあります。
税収も減るので、国のサービスも十分ではなくなります。
景気刺激策としての公共事業も行いにくくなります。
足りない分を国債で補いますから、数年後の利子の支払いが重くのしかかり、さらに思うように動けなくなります。
政府はこの20年間ずっとこのデフレ脱却を目指していましたが、うまくいきませんでした。
しかし今やっと、念願かなってそれがかない始めています。


インフレは幸せ?

今やっとデフレの歯車を逆転させて、インフレに向かわせることに成功しました。
政府日銀が目指してきたインフレです。
インフレには悪いイメージがあるでしょうか。
途上国などで起こって大混乱を起こすニュースを聞くからでしょう。
しかし緩やかなインフレなら、人々を幸せにします。
だいたい、2〜3%くらいのインフレが一番幸せな状態だと言われています。
2〜3%のインフレというのは物価上昇率が2〜3%という意味です。
物価上昇率とは、1年間で物の値段がいくら上がったかという数値です。
日本の中のもの、野菜、お肉、文房具、電化製品、土地、車、服、外食、サービスなどの全てのものの値段が前年に比べてどれくらい上がったかというのが物価上昇率です。
この物価上昇率が上がり続ける事をインフレといいます。

 

戻りますと、2〜3%くらいのインフレが人々が一番幸せな状態だということです。
デフレだと、所得も減って景気が悪くなります。
一方、インフレが大きすぎると1万円で買えていたものが次の月には買えなくなっていた、1年後には倍の値段になっていたということが起こります。
給料もそこまで上がらない場合は物が買えなくなって、一気に貧乏になってしまいます。
これも大変です。
しかし、2〜3%くらいのゆるやかなインフレなら幸せだというのです。
それは、これくらいの上昇率なら給料も物価に追いついて上がる事ができるからです。
だから物価は相変わらず上がっても、ものは買えることには変わりありません。
また、少々何かのアクシデントで物価上昇率が下がっても、2〜3%余裕があればマイナスにはいきにくいです。
安全地帯なのです。


インフレになってきているせいで貯金が自動的に減っていく!?

しかし、このゆるやかなインフレでも、一つだけ問題点があります。
それは、「預貯金が目減りしていく」という点です。
これはどういうことか、ご説明します。
100万円貯金があったとします。
物価上昇率が2%だとしましょう。
これは100万円だったものが1年後に102万円になるという意味です。
つまり、100万円貯金を持っていても、1年たつと以前買えたものが買えなくなるのです!
インフレとは物価が上がり続けるということですが、逆に言えば相対的にものに対してお金の価値が下がるという意味です。
100万円の貯金で買えていたものが買えなくなるわけですから、貯金の価値が下がっていますよね。
さあ、あなたはどうします!?
アベノミクスの施策でもうひとつ「NISA」があります。
投資信託とNISAを組み合わせれば、インフレ時代も乗り越えられます!

このサイトでは、貯金をすると損をしてしまう時代に突入した資産運用の難しさについて、投資信託を提案しながら解説します。

 

 

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